- 4社の基本スペック(2026年5月時点)
- ハード派 vs ソフト派 ── 根本的な二分軸
- 4業務シーン別の1社推奨
- シーンA:社内会議(月例・週次・日本語のみ)
- シーンB:客先打合せ(外出・対面)
- シーンC:オンライン商談(Zoom/Teams多用・短時間×多頻度)
- シーンD:海外取引先との会議(英語多め)
- ペルソナ別1社選定マップ
- 実装:ChatGPTで議事録ドラフトを仕上げる2本のプロンプト
- プロンプト①:議事録要約+アクション抽出
- プロンプト②:議事録の関係者別ダイジェスト
- AI議事録ツール導入の落とし穴
- 経営層・現場マネジメントとの接続
- もっと深く学びたい人へ ─ AI議事録ツールの体系学習
- まとめ ─ ISO監査までの6ヶ月議事録整備を、業務シーン別の4ツール使い分けで実現する
- 次のアクション(4ステップ)
※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
「松本さん(仮名)、来月のISO監査までに過去6ヶ月の議事録、すべて誤字脱字なしで揃えてください」── 月例会議終了後、品質保証部長から渡された付箋。営業事務として議事録担当を続けて4年、Notta・PLAUD NOTE・tl;dv・Otter── 各社サービスの導入比較を求められた39歳の松本さんは、議事録AI市場の急成長と、自社に最適なツール選定の現実的判断材料を整理する必要がある。
スマホで検索するとNotta・PLAUD NOTE・tl;dv・Otterが並ぶ。「日本語が強いのはどれか・対面会議もカバーできるのはどれか・本当に議事録が楽になるのか」と検索バーに「AI議事録 比較」と打ち込む。
しかし出てくる記事の多くは「無料ツール10選」「英語版レビュー」など、製造業・事務職の業務シーンに紐付かない比較が大半だ。製造業・事務職35-50歳が社内会議・客先打合せ・オンライン商談・英語会議の4シーンで選ぶ決定版を書いた記事は少ない。
本記事は4社の公式情報と業界比較記事を一次・二次情報として整理した実装ガイドだ。ハード派 vs ソフト派という根本的二分軸+ペルソナ別1社選定マップにまとめている。
※本記事は2026年5月26日時点の公開情報をもとに作成しています。プラン・料金は変更される可能性があるため、最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
4社の基本スペック(2026年5月時点)
ブランド・料金・特徴を一画面で把握できる比較表だ。
| 項目 | Notta | PLAUD NOTE | tl;dv | Otter |
|---|---|---|---|---|
| 提供形態 | クラウドソフト | ハードデバイス+クラウド | クラウドソフト | クラウドソフト |
| 提供元 | Notta(日本系) | PLAUD AI(米国) | tl;dv(米国) | Otter.ai(米国) |
| 初期投資 | 0円 | 本体30,800円買切 | 0円 | 0円 |
| 月額(個人) | 1,317円(Premium) | 無料 or 1,400円(Pro年払い) | 無料 | 無料〜 |
| 月額(法人) | 2,090円/人(Business) | 同上 | 有料プランあり | 有料プランあり |
| 日本語精度 | 98.86%(Notta公式公表値・業界トップクラス) | ◎(112言語) | ◯ | △(英語特化) |
| 対面会議 | △(スマホアプリ) | ◎(ハード持参) | △ | △ |
| Web会議自動参加 | ◎(ボット参加) | △(PC側別途) | ◎(不参加でもOK) | ◯ |
| 話者分離 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| AI要約・連携 | Claude AI連携 / Notion / Slack | ChatGPT/Claude等連携 / 要約テンプレ30+ | OpenAI連携 | OpenAI連携 |
| 受賞歴 | — | iFデザイン賞・レッドドット | — | — |
料金一次出典(2026年5月26日確認): Notta公式 / PLAUD公式 / tl;dv公式 / Otter公式
詳細な議事録ワークフローはChatGPT議事録自動化(製造業)・Teams会議議事録自動化も併せて読みたい。
ハード派 vs ソフト派 ── 根本的な二分軸
4社は「ハード(PLAUD NOTE)」と「ソフト(Notta/tl;dv/Otter)」の2陣営に分かれる。この二分軸が議事録ツール選びの土台だ。
| 軸 | ハード派(PLAUD NOTE) | ソフト派(Notta/tl;dv/Otter) |
|---|---|---|
| 対面会議 | 強い(ハード持参・電源不要) | 弱い(スマホアプリで代用) |
| Web会議 | 弱い(録音はPC側で別途準備) | 強い(ボット自動参加) |
| 録音禁止現場での同意取り | 取りやすい(デバイス可視性) | 取りにくい(”こっそり感”が出る) |
| 初期投資 | 30,800円買切 | 0円 |
| 5年運用コスト | 約11.4万円(本体+Pro年払い5年) | 約12.5万円(Notta Business 2,090円×60ヶ月) |
5年で見れば総額はほぼ同じ。違いは「対面 vs Web」のどちらが多いかだ。製造業の現場リーダー・営業職は対面比率が高くPLAUD有利。本社事務職・IT職はWeb比率が高くNotta/tl;dv有利。
4業務シーン別の1社推奨
シーンA:社内会議(月例・週次・日本語のみ)
- 参加者5-15名・1-2時間・議題多め
- 推奨:Notta Premium 1,317円/月
- 理由:日本語精度98.86%・Zoom/Teams/Meetボット自動参加・Claude AI要約
シーンB:客先打合せ(外出・対面)
- 参加者2-5名・対面・録音同意取りが重要
- 推奨:PLAUD NOTE 本体30,800円買切
- 理由:ハード持参で同意取りやすい・電源不要・スマホ別保管で安心
シーンC:オンライン商談(Zoom/Teams多用・短時間×多頻度)
- 営業職・15-30分×1日5本
- 推奨:tl;dv 無料プラン
- 理由:無料で無制限録画・不参加でもAI Note取得
シーンD:海外取引先との会議(英語多め)
- 英語精度が決め手
- 推奨:Otter
- 理由:英語議事録で圧倒的No.1
ペルソナ別1社選定マップ
業務比重で推奨が変わる。下表でペルソナを確認して1社を選ぼう。
※業務比重は本記事編集部が製造業・事務職35-50歳の議事録ユースケース時間配分目安として設定。実際の比重は職場により異なる。
| ペルソナ | 業務比重 | 推奨1社目 | 月額 |
|---|---|---|---|
| 製造業生産管理係長 | 社内会議80% | Notta Premium | 1,317円 |
| 営業課長(外出多め) | 客先対面60% | PLAUD NOTE | 本体30,800円買切 |
| IT・営業事務(Zoom多用) | オンライン70% | tl;dv 無料 | 0円 |
| グローバル営業 | 英語会議50%以上 | Otter | 有料プラン |
| 議事録係を毎月任される事務職 | 社内会議+外出半々 | PLAUD NOTE+Notta併用 | 本体+月1,317円 |
「議事録係を毎月任される事務職」が当メディアの中核ペルソナだ。社内会議も外出会議も両方カバーする必要があるため、PLAUD NOTE(ハード)+Notta Premium(ソフト)の2刀流が現実解になる。
→ PLAUD NOTE 本体30,800円買切モデルをチェックする(PR)
実装:ChatGPTで議事録ドラフトを仕上げる2本のプロンプト
文字起こしテキストを4社いずれかで取得した後、ChatGPT/Claudeに渡して議事録ドラフトに仕上げる工程が共通だ。実プロンプトを2本紹介する。「自部署専用に組み立て直したい」と感じたら、AIエージェント設計の型をAI議事録ワークフローから戻ってくると改造の自由度が上がる。
プロンプト①:議事録要約+アクション抽出
あなたは中堅製造業の議事録アシスタントです。
以下の議事録文字起こしを、要約とアクションアイテムに整理してください。
【会議情報】
- 日時・参加者・議題
【文字起こしテキスト】
(NottaやPLAUD NOTEで取得したテキストを貼り付け)
【出力フォーマット】
1. 会議サマリー(200字以内)
2. 決定事項(3〜5項目)
3. アクションアイテム(担当者・期限・優先度)
4. 次回までの宿題
5. 未決事項(次回継続)
【制約】
- 担当者不明は「要確認」と明記
- 期限不明は「次回会議までに」と仮置き
- 解釈に幅のある発言は「要再確認」とフラグ
プロンプト②:議事録の関係者別ダイジェスト
あなたは中堅製造業の議事録アシスタントです。
以下の議事録から、関係者別に「自分に関係する部分だけ」を抽出した
ダイジェスト版を作成してください。
【会議情報】
- 日時・参加者・議題
【議事録本文】
(プロンプト①の出力を貼り付け)
【関係者リスト】
- 営業部 田中課長
- 製造部 佐藤係長
- 品質保証部 鈴木主任
【出力】
関係者ごとに以下を生成:
1. その人が当事者となるアクションアイテム
2. その人が知っておくべき決定事項
3. その人にとっての次のアクション(1つ)
【制約】
- 関係者の名前は議事録に登場した役職・氏名のみ使用
- 推測で「○○さんは知るべき」と判断しない
AI議事録ツール導入の落とし穴
| 落とし穴 | 症状 | 対策 |
|---|---|---|
| ① 録音同意の取り忘れ | 客先打合せで黙って録音 | 冒頭で必ず「録音させていただきます」と一言・PLAUDなら可視性高い |
| ② 機密情報の海外サーバー転送 | 個人プランで顧客名・売上情報を入力 | 会社のセキュリティポリシー確認・必要ならBusinessプラン・国内サーバー版を選ぶ |
| ③ AI任せの議事録 | 出力をそのまま配布→誤訳・誤転記でトラブル | 議事録係が最終チェック・特に数値・期限・氏名は必ず確認 |
特に①は要注意だ。録音に関する同意取得は個人情報保護法・会社の規程に従う。録音禁止の現場では使用しない。
経営層・現場マネジメントとの接続
議事録AI化が回り始めたら、次は「会議そのものの効率化」「経営判断の速度向上」というステージに進む。3社比較したChatGPT・Claude・Gemini 完全比較で稟議書・経理を含めた全体最適を検討し、製造業DX全体は中小製造業DXの始め方を参照したい。
もっと深く学びたい人へ ─ AI議事録ツールの体系学習
コピペで動かしてみて「自部署の議事録ワークフローを設計したい」と感じた段階で、体系学習の出番が来る。DMM 生成AI CAMPは無料セミナー予約から始められる体系学習プログラムだ。
→ DMM 生成AI CAMPの無料セミナーを予約する(PR)
短期で要点を押さえたい人はUdemyの「ChatGPT × 議事録」「Notta × 業務効率化」関連講座が向く。
まとめ ─ ISO監査までの6ヶ月議事録整備を、業務シーン別の4ツール使い分けで実現する
本記事の要点を整理する。
- Notta 1,317円/月 → 日本語精度98.86%・社内会議派の決定打
- PLAUD NOTE 本体30,800円買切 → 対面会議・客先打合せ派の決定打
- tl;dv 無料 → オンライン商談多用の営業職向け
- Otter → 英語会議比率が高いグローバル営業向け
- 中核ペルソナ(議事録係を毎月任される事務職)は PLAUD+Notta 2刀流 が現実解
- 5年運用コストはハード派・ソフト派でほぼ同等
- 録音同意・機密情報・最終チェックの3落とし穴に注意
次のアクション(4ステップ)
- 自分の会議比重(社内/客先/Web/英語)を4割合で把握する:マップで確認
- メイン1社(または PLAUD+Notta の2刀流)を決める:年契約と月契約の選び分けも検討
- PLAUD NOTE 本体を試す or Notta Premium を1ヶ月試用:実機・実画面で判断
- Udemyで「ChatGPT × 議事録」を1本受講:3週間後の深堀り
→ PLAUD NOTE 本体30,800円買切モデルをチェックする(PR)
→ DMM 生成AI CAMPの無料セミナーを予約する(PR)
来年の今頃、社内会議・客先打合せ・オンライン商談・英語会議の4シーンを、適切なAI議事録ツールで使い分けられる事務職になっているか。それを決める1ヶ月の準備が、今このISO監査の付箋から始まる。
参考情報(一次・二次ソース・2026年5月26日確認)
– Notta公式 Pricing
– PLAUD公式
– MiraLabAI PLAUD NOTE料金まとめ2026
– tl;dv公式
– 株式会社renue AI議事録ツール完全比較ガイド2026
– AIpedia AI議事録料金比較5選2026年4月最新
※本記事は2026年5月26日時点の公開情報をもとに作成しています。プラン・料金は変更される可能性があるため、最新情報は各社公式サイトで確認してください。録音は相手の同意を得る前提で行い、録音禁止の現場では使用しないでください。機密情報の取り扱いは会社のセキュリティポリシーに従って判断してください。
コメントを残す