本記事はプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。アンケートデータには個人情報が含まれることがあります。AIに入力する前に、氏名などの個人情報は必ず削除・匿名化してください。
総務や企画で、毎回この作業に頭を抱えていませんか。
社内アンケートの締め切りが過ぎ、回収できたのは300件。
選択式の集計はすぐ終わったのに、問題は最後の「ご意見・ご要望(自由記述)」欄。
コメントを一件ずつ読んではExcelに「不満」「要望」「満足」と手で分類していく。
50件を過ぎたあたりで似たような内容が増え、「で、結局みんな何が言いたいんだっけ……」と頭がぼんやり。気づけば窓の外は夕暮れ——。
自由記述(フリーコメント)の集計は、数が増えるほど手作業の限界がきます。
ここで力になるのが、ChatGPTによる定性データ(文章の回答)の分析です。テーマ別の分類、件数の集計、ポジティブ/ネガティブの判定、要約まで、数分でたたき台を作れます。
この記事では、事務・企画の現場でそのまま使えるコピペプロンプトを3つ紹介します。
ただし、その前にひとつ大切な約束があります。
大前提:入力する前に「匿名化」する
アンケートには、氏名・連絡先・社員番号など、個人が特定できる情報が混ざっていることがあります。
ChatGPTに渡す前に、これらの個人情報は必ず削除するか、「回答者1」などに置き換えて匿名化してください。
分析に必要なのは「何が書かれているか」であって、「誰が書いたか」ではありません。
会社で生成AIを使うときの情報の扱い方は、こちらの記事で詳しく整理しています。
→ 関連記事:ChatGPTで「うっかり情報漏洩」を防ぐ使い方
匿名化したら、回答はCSVや箇条書きなど、整理された形にしておくと分析がスムーズです。
プロンプト①:自由記述をテーマ別に分類・集計する
【】をあなたのデータに置き換えてください。
あなたは定性データの分析担当です。以下の自由記述回答を、内容ごとにテーマ分類してください。
似た意見はまとめ、テーマごとの件数が多い順に並べてください。
【出力形式】各テーマについて、以下の1〜3を繰り返してください。
1. テーマ名
2. 件数
3. 代表的な意見(1〜2件を要約して引用)
最後に、全体から読み取れる傾向を3行でまとめてください。
【自由記述回答】
・休憩室が狭くて落ち着かない
・評価の基準が分かりにくい
・在宅勤務をもっと使いたい
・休憩スペースを増やしてほしい
・上司によって評価がばらつく気がする
(…以下、回答を貼り付け)
「休憩環境」「評価制度」「働き方」のように、バラバラのコメントがテーマ別に整理され、どこに声が集まっているかが一目で分かります。
プロンプト②:ポジティブ/ネガティブ(感情)を判定する
以下の自由記述回答を、ポジティブ・ネガティブ・中立の3つに分類し、それぞれの件数と割合を出してください。
ネガティブな意見については、特に多かった不満のテーマを3つ挙げてください。
【自由記述回答】
(匿名化した回答を貼り付け)
「満足度は高いが、特定のテーマに不満が集中している」といった構造が見えてきます。数字(割合)になると、報告にも使いやすくなります。
※割合は件数が少ないとぶれやすいため、50件以上での利用が目安です。回答が多いときは、後述のとおり分割して渡しましょう。
プロンプト③:経営層向けに「1枚要約」と改善案を作る
以下のアンケート分析結果をもとに、経営会議で使う「1枚サマリー」を作成してください。
構成は次のとおりです。
1. 全体傾向(3行)
2. 高評価のポイント(3点)
3. 改善が必要な課題(3点・優先度つき)
4. すぐ着手できる改善アクション(3点)
【分析結果】
(①②の出力を貼り付け)
集計から「で、どうする?」までを一気につなげられます。報告資料づくりの時間が大きく短縮できます。
※①〜③は同じChatGPTの会話で続けて指示すれば、出力をそのまま引き継げます。
数値データの集計・グラフ化とあわせて使うと、報告の説得力がさらに上がります。
→ 関連記事:ChatGPTでExcelデータを分析する方法
→ 関連記事:AIで月次KPIレポートを自動化する方法
使うときの注意点
- 入力前の匿名化を徹底する(最重要)。個人情報は削除・置換してから渡します。
- 回答が多いときは分割して渡す。一度に大量に入れると精度が落ちることがあります。100〜200件ずつなど、区切って分析しましょう。
- AIの分類は”たたき台”。最終的なテーマの解釈や、改善策の意思決定は人が行います。
- 引用は要約で。代表コメントをそのまま載せると個人が特定される場合があるため、表現をならして使います。
これらを守れば、ChatGPTは「読む・分ける・まとめる」の重労働を肩代わりしてくれる強力なツールになります。
まとめ:自由記述の山を、数分で「読める形」に
最後に要点を整理します。
- 自由記述はChatGPTでテーマ別分類・件数集計・ポジネガ判定・要約ができる
- 入力前の匿名化は必須。個人情報は削除・置換してから渡す
- プロンプト①→②→③と続ければ、集計から経営層向けサマリーまで一気通貫
- 最終的な解釈と意思決定は人が行う
まずは手元のアンケートの自由記述を匿名化し、プロンプト①を試してみてください。「結局みんな何が言いたいのか」が、数分で見えてくるはずです。
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※本記事は一般的な活用方法の紹介です。アンケートデータの取り扱いは、自社の個人情報の取り扱い方針に従ってください。
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