- Microsoft 365 CopilotのExcel機能とは何か(公式機能5項目)
- 項目1:定義
- 項目2:データ横断参照
- 項目3:COPILOT関数(新登場・提供範囲は限定的)
- 項目4:ローカル保存対応(2026アップデート)
- 項目5:複雑な予測モデルも自然言語で
- 料金プランと現実的な選び方
- パターン①:製造業事務職(注文書・在庫管理・月次集計)
- ユースケース①-1:注文書のデータ整形
- ユースケース①-2:在庫管理表の異常検知
- ユースケース①-3:月次集計レポート自動化
- パターン②:製造業経理(月次決算・予算差異・キャッシュフロー)
- ユースケース②-1:予算vs実績差異分析
- ユースケース②-2:キャッシュフロー予測
- ユースケース②-3:仕訳の整合性チェック
- パターン③:製造業営業事務(見積・受注管理・営業日報)
- コピペ可能な実プロンプト3本
- プロンプト①:注文書データ抽出と整形(事務職向け)
- プロンプト②:予算実績差異分析(経理向け)
- プロンプト③:営業日報→翌日アクション(営業事務向け)
- ChatGPT/Gemini/Claude Codeとの使い分け
- 中小製造業の導入ロードマップ(4週間プラン)
- 第1週:Copilot契約と基本操作
- 第2週:自部署の業務1つをCopilot化
- 第3週:COPILOT関数の活用
- 第4週:他部署への展開
- 事務職のキャリアアップ視点
- 経理AIとの組み合わせで業務全体を自動化
- もっと深く学びたい人へ ─ Copilot×Excel体系学習
- まとめ ─ 金曜18時の月次集計を、平日17時で終わらせる
- 次のアクション(3ステップ)
※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
金曜の夕方18時、あなたは月次の売上集計Excelとにらめっこしている。VLOOKUPで取引先データを突き合わせ、ピボットテーブルで担当者別売上をまとめ、グラフ化までして部長に送るのが毎月の儀式だ。肩が凝り、目が乾く。今日も2時間かかった。退社まぎわの同僚が「うちの会社、Microsoft 365だけど、Copilot使ってる?」と声をかけてきて、ふと手が止まる。「会社がMicrosoft 365なのに、自分はGeminiやChatGPTばかり調べていた」。
スマホでXを開くと「ExcelでAI活用 Copilot」関連の投稿や動画が次々に流れてくる。「自分の会社のM365でCopilotを使えるなら、月次集計2時間が何分になるのか」。検索バーに「Microsoft Copilot Excel」と打ち込む。
本記事はその問いに対する実装ガイドだ。Microsoft公式の料金・機能・COPILOT関数新登場を一次情報で整理した。製造業事務職・経理・営業事務が明日から使える3つの職種別パターンと実プロンプト3本を1本にまとめた構成だ。
※本記事は2026年5月25日時点の公開情報をもとに作成し、料金・COPILOT関数の提供条件は2026年7月8日に再確認・更新しています。料金・キャンペーンは変更される可能性があるため、最新情報は必ずMicrosoft公式でご確認ください。
Microsoft 365 CopilotのExcel機能とは何か(公式機能5項目)
項目1:定義
Microsoft 365 Copilotは、Microsoftが提供するAIアシスタント機能だ。Excel/Word/PowerPoint/Outlook/Teams/OneNote/Loopの各アプリケーション内にCopilotボタンが追加される。自然文で指示するだけで関数・ピボットテーブル・要約・分析が実行できる。
項目2:データ横断参照
社内のSharePoint/OneDrive/Teams/Outlookデータを横断的に参照しながら、文章生成・要約・データ分析を実行する。「先月の売上集計と、Outlookの取引先メールを照合してフォロー漏れリストを作って」といった複合タスクが1コマンドで通る。
項目3:COPILOT関数(新登場・提供範囲は限定的)
Excelの新関数としてCOPILOT関数が登場した。セル内で =COPILOT("プロンプト") のように使えば、テキスト生成・要約・分類をセル単位で実行できる。業界メディアで紹介された事例では「集計10分→2分」という声も伝えられている。実際の時短効果は業務内容・データ量により変動する。
※注意(2026年7月確認):COPILOT関数は現時点で一般公開されていない。「Frontierプログラム」「Microsoft 365 Insiderプログラム」参加者向けの先行提供(プレビュー)と公式に案内されている。誰でもすぐ使えるわけではない。組織向けはM365 Copilotアドオンライセンス、個人向けはMicrosoft 365 Premiumサブスクライバーが対象だ。一般提供(GA)時期は公式ページに明記がなく、一部メディアが2026年内の一般化を見込むが未確定である。自分の環境ですぐ使えるとは限らないため、Microsoft公式サポート「COPILOT Function」(英語)で提供状況を確認してから試すのが確実だ。
項目4:ローカル保存対応(2026アップデート)
2026年のアップデートで、ローカル保存されたワークブックでもCopilotが利用可能になった。SharePoint/OneDriveに上げる前のExcelファイルでもCopilotが動くため、機密性の高いデータも社内環境で完結する。
ただし、便利になるほど気をつけたいのがデータの扱いだ。個人情報保護委員会は、生成AIサービスへ個人情報を入力する際の注意を呼びかけている(個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起」)。取引先の個人名や未公表の数値を含むファイルをAIで扱う前に、自社のルールと総務省「AI事業者ガイドライン」の考え方に沿って、入力してよいデータの線引きを決めておきたい。社外秘の資料をどこまでAIに読み込ませてよいかは、IPA「AI利用者のためのセキュリティ豆知識」も社内共有の参考になる。

項目5:複雑な予測モデルも自然言語で
売上予測・需要予測・キャッシュフロー予測など、従来は専門知識が必要だった複雑なモデルも、自然言語の指示で構築できるようになった。
料金プランと現実的な選び方
Microsoft 365 Copilotの2026年5月時点の料金は次の通り(Microsoft公式料金ページで確認可能)。
| プラン | 月額 | 想定ユーザー |
|---|---|---|
| Copilot Business アドオン(年払い) | 3,148円/月(税抜) | 既存Microsoft 365契約への追加・標準 |
| Copilot Business アドオン(月払い) | 3,778円/月(税抜) | 月単位で試したい場合 |
| キャンペーン価格(2026-07-01〜09-30) | 2,698円/月(税抜) | 既存Microsoft 365顧客・初年度・年間契約 |
| Microsoft 365 Business Standard+Copilot(年払い) | 3,523円/月相当(税抜) | Microsoft 365ごと新規導入 |
※上記料金はMicrosoft公式料金ページで確認した値です(2026年7月8日再確認・税抜・変更なし)。キャンペーンは期間・条件が変わるため、契約前に必ず公式で最新をご確認ください。
中小企業の選択肢としては、Copilot Businessアドオン・年払いの3,148円/月(税抜)が基準になる。さらに2026年9月30日までのキャンペーン期間中は2,698円/月(既存Microsoft 365顧客・初年度・年間契約)で、ChatGPT Plus($20=約3,000円)・Gemini AI Pro(約2,900円)と並ぶ価格帯だ。
別記事のGemini×Excel職種別活用ガイドはGoogle Workspace派向け。Microsoft 365派にはCopilotが第一選択となる。
パターン①:製造業事務職(注文書・在庫管理・月次集計)
事務職の代表的な業務にCopilotを当てる例を整理する。
ユースケース①-1:注文書のデータ整形
取引先からExcel/PDFで届く注文書をCopilotにアップロードし、「品番・数量・納期」を抽出して別シートに整形する。VLOOKUP式を覚えていなくても、自然文で指示するだけで完了する。
ユースケース①-2:在庫管理表の異常検知
在庫管理シートをCopilotに開いた状態で「先月比で20%以上減った品目を抽出して、原因仮説と一緒にレポート化」と指示。発注漏れリストが自動生成される。
ユースケース①-3:月次集計レポート自動化
受注・出荷・在庫の3シートをCopilotが横断し、月次レポートを自動生成。SUMIFS・VLOOKUP・ピボットテーブルを書く時間が大幅に圧縮できるのがCopilotの強みだ。
パターン②:製造業経理(月次決算・予算差異・キャッシュフロー)
経理担当者の業務は数値の精緻さが命だ。Copilotは「下書き作成」「異常値検知」「ドラフト分析」を担当し、最終チェックは人間が行う前提で活用する。
ユースケース②-1:予算vs実績差異分析
予算表と実績表をCopilotに渡し、差異の大きい項目TOP10と原因仮説を出力させる。月次決算会議の議題作成が大幅に圧縮される。
ユースケース②-2:キャッシュフロー予測
過去12ヶ月の入出金データから、Copilotに次月のキャッシュフロー予測ドラフトを作らせる。最終的な予測責任は経理担当者に残る点を明示しておきたい。
ユースケース②-3:仕訳の整合性チェック
仕訳台帳をCopilotに読ませ、「同じ取引先からの請求書で過去パターンと異なる勘定科目になっている仕訳」を抽出する。
経理AIの並行検討はマネーフォワード AI確定申告β版実機レビューも参考にしてほしい。月次決算・売上分析をさらに深掘りしたい場合は、Copilot Excelデータ分析活用ガイド(経理・営業事務編)に半日→1時間の具体パターンをまとめている。
パターン③:製造業営業事務(見積・受注管理・営業日報)
営業事務の業務は「営業マンを支える後方支援」が中心だ。Copilotは見積書ドラフト・受注進捗の可視化・日報からのアクション抽出を担う。
詳細なシナリオはGemini×Excel職種別活用ガイドと共通する。Microsoft 365派の場合はOutlookの取引先メール参照が強みになる。Copilotに「Outlookで今月やり取りした取引先と、Excelの受注リストを照合して、未連絡の取引先リストを作って」と指示すれば1コマンドで完結する。
コピペ可能な実プロンプト3本
プロンプト①:注文書データ抽出と整形(事務職向け)
Excelで以下の作業をしてください。
【現状】
A列に取引先名、B列に注文書PDFファイル名、C列に注文金額が入っています。
全件で約50行あります。
【依頼】
1. 各注文書PDFから「品番」「数量」「納期」を抽出
2. 別シートに「取引先名・品番・数量・納期・金額」の表に整形
3. 納期が今月内のものに赤色マークを付ける
4. 取引先別の合計金額をピボットテーブルで集計
【注意】
不明な項目があれば「要確認」と入れて、私が確認できるようにしてください。
出力イメージ(架空データによるBefore→After例。実在の取引先・数値ではない)
Before(入力前のシート):
| 取引先名 | 注文書PDFファイル名 | 注文金額 |
|---|---|---|
| サンプル商事 | order_0610.pdf | 85,000円 |
| テスト工業 | order_0611.pdf | 42,000円 |
| サンプル商事 | order_0614.pdf | 130,000円 |
After(Copilotが整形した別シート):
| 取引先名 | 品番 | 数量 | 納期 | 金額 |
|---|---|---|---|---|
| サンプル商事 | XY-100 | 50 | 6/20(今月内・赤字) | 85,000円 |
| テスト工業 | XY-200 | 20 | 6/25(今月内・赤字) | 42,000円 |
| サンプル商事 | XY-300 | 80 | 7/5 | 130,000円 |
取引先別合計(ピボットテーブル):サンプル商事 215,000円(85,000円+130,000円)/テスト工業 42,000円。このような整形・集計はCopilotが下書きするが、金額と納期の最終確認は人が行う前提(品番・数量はPDF原本と必ず突き合わせる)。
プロンプト②:予算実績差異分析(経理向け)
以下のExcelデータから、月次決算会議の議題を作成してください。
【データ】
A列:勘定科目/B列:予算額/C列:実績額/D列:差異額/E列:差異率
【依頼】
1. 差異額の大きい項目TOP10(プラス側5・マイナス側5)
2. 各項目の差異原因仮説(業界一般論ベース・確定情報ではない旨を併記)
3. 来月の経営会議で取り上げるべき論点3つ
4. 予算未達の要因を「外部要因」「内部要因」に分類
【重要】
- 数値の最終確認は経理担当者の責任で行う前提
- 仮説には「考えられる」「可能性がある」と明記
- 断定的な原因確定は避けてください
プロンプト③:営業日報→翌日アクション(営業事務向け)
以下の営業日報10件分から、翌日の営業アクションを整理してください。
Outlookで該当取引先とのメール履歴も併せて参照してください。
【出力】
1. 緊急度高(24時間以内対応):顧客名と必要アクション
2. 中期フォロー(1週間以内):顧客名と推奨アクション
3. 中長期ウォッチ(1ヶ月後再確認):顧客名と理由
4. 営業担当者へのコメント:気づいた傾向や改善提案
【トーン】
営業担当者が読みやすい平易な日本語で。
【日報】
(ここに10件分の日報テキストを貼り付け)
ChatGPT/Gemini/Claude Codeとの使い分け
Copilotだけが選択肢ではない。職種別事務職の場合、次の使い分けが現実的だ。
| ツール | 強み | 製造業事務職での向き合い方 |
|---|---|---|
| Microsoft 365 Copilot | Excel/Outlook/SharePointとの深い統合 | Microsoft 365派なら第一選択 |
| Gemini | Google Sheets/Workspaceとの深い統合 | Workspace派なら第一選択(Gemini×Excel記事参照) |
| ChatGPT | プロンプト設計の柔軟性 | 汎用AI操作を学ぶ入り口 |
| Claude / Claude Code | 長文処理・フォルダ全体参照 | 業務マニュアル参照(Claude Code完全入門参照) |
自社が既に契約しているプラットフォームが選定の出発点だ。Microsoft 365契約があるなら、ライセンスを1つ追加するだけでCopilotが使えるのは導入障壁の低い選択肢になる。
中小製造業の導入ロードマップ(4週間プラン)

第1週:Copilot契約と基本操作
- 既存のMicrosoft 365契約にCopilot追加(最新価格は公式料金ページで確認)
- Excel/Outlookで「Copilotボタン」を実際に押してみる
- 簡単なプロンプトでデータ整形を試す
第2週:自部署の業務1つをCopilot化
- 月次集計・取引先メール整理・在庫管理のいずれかを選択
- 本記事のプロンプト①または③を試行
- AI出力と手作業の結果を比較・違和感を修正
第3週:COPILOT関数の活用
- 前提確認:COPILOT関数は執筆時点でFrontier/Insiderプログラム参加者向けの先行提供。自社で使えない場合はこの週をスキップし、通常のCopilotチャット活用に充てる
- 使える環境であれば、セル内
=COPILOT("プロンプト")の実用テスト - 「集計10分→2分」事例を自部署で再現できるか検証
第4週:他部署への展開
- 経理・営業事務の同僚に共有
- 部署別プロンプト集を社内ナレッジ化
- 全社展開のロードマップを上司に提案
事務職のキャリアアップ視点
Microsoft 365 Copilotを使いこなせる事務職は、市場価値が上がる時代だ。リクナビNEXTは求人検索型の総合転職サイトで、職種・勤務地・条件で求人を絞り込める。Copilot/AI活用経験のある事務職・経理は市場での選択肢が増えやすいと業界で指摘されている。最終的な評価は個別事情に依るが、現状確認には実際の求人を見ておくのが現実的だ。
→ リクナビNEXTで製造業の事務・経理求人を探す(無料登録・PR)
経理AIとの組み合わせで業務全体を自動化
CopilotでExcel業務が効率化できると、次は経理・会計のAI化に進む価値がある。請求書・領収書・確定申告の業務量を圧縮するなら、AI仕訳機能つきのクラウド会計が組み合わせの最適解だ。
法人版マネーフォワード クラウドなら、CopilotでExcel側の業務を回しつつ、経理側でも別のAIが動く二段構えになる。マネーフォワード クラウドはIT導入補助金の対象ツール候補となる場合があり、補助金活用で実質的な導入負担を抑える余地もある。
→ マネーフォワード クラウド(法人・汎用版)の料金を見る(PR)
もっと深く学びたい人へ ─ Copilot×Excel体系学習
「プロンプトのコピペは分かるが、自分の業務に合わせて組み立てたい」という事務職もいるだろう。Udemyの「Microsoft Copilot」「Excel × AI」関連講座が短時間で要点を押さえやすい。
→ UdemyでMicrosoft Copilot・Excel関連講座をチェックする(PR)
まとめ ─ 金曜18時の月次集計を、平日17時で終わらせる
本記事の要点を整理する。
- Microsoft 365 CopilotはExcel/Outlook/SharePoint深く統合のAIアシスタント
- 公式機能5つ:自然文操作/データ横断参照/COPILOT関数(Frontier/Insider先行提供)/ローカル対応/予測モデル
- 料金:Copilot Businessアドオン 年払い3,148円/月(税抜)・2026-09-30までのキャンペーンで2,698円 ※最新は公式確認
- 製造業事務職・経理・営業事務の3パターン+実プロンプト3本
- ChatGPT/Gemini/Claude Codeとの使い分けは「自社プラットフォーム」が出発点
- 4週間ロードマップで段階導入
- Copilot経験は事務職のキャリア選択肢を広げる
生成AIを仕事で使う人は年々増えている(総務省「令和7年版 情報通信白書」)。「金曜夜まで月次集計に追われる事務職」から「平日17時に退社できる事務職」に変わる分岐点はここにある。まず1か月、自分の月次集計でCopilotを試すかどうかだ。
次のアクション(3ステップ)
- 既存Microsoft 365契約にCopilot追加(月額は公式料金ページで最新を確認)
- 自分の月次集計タスク1つで本記事のプロンプトを試行
- AI活用経験を職務経歴書に追加:前述のリクナビNEXTで市場価値の現状確認
来月の月次集計を「2時間→30分」に変える準備が、今この夕方から始められる。
参考情報(一次ソース・2026年7月8日再確認)
– Microsoft 365 Copilot 法人向け公式料金
– Microsoft 365 Copilot 個人向け公式
– Microsoft公式サポート「COPILOT Function」(英語・Frontier/Insider提供条件)
– Ardent:Microsoft 365 Copilot法人向け2026完全解説
– License Counter:Copilot Business中小企業向け
– マネーフォワード:ExcelのCopilot使い方ガイド
– AI経営総合研究所:COPILOT関数徹底解説
– IPA「AI利用者のためのセキュリティ豆知識」
※本記事は2026年5月25日時点の公開情報をもとに作成し、料金・COPILOT関数の提供条件は2026年7月8日に再確認・更新しています。Copilotの料金・機能は変更される可能性があるため、最新情報はMicrosoft公式でご確認ください。
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