- 【接近のおそれ】週末に来ると分かった夜、何から動くか
- 🔸気象庁と内閣府が出している数字
- 🔸👤 台風のたびに聞く、正直な声
- 🔸接近が始まったら、AIは閉じる
- 接近後に開く場所を、いま3つブックマークしておく
- 🔸「わが家の条件」を渡すと、リストが段取りに変わる
- そのままコピーできる頼み方
- 出てきたものが、どう変わるか
- 🔸台風前日の昼・夜、当日の朝で段取りを割る
- 前日の昼:外にあるものを、中へ
- 前日の夜:止まったときの用意をする
- 当日の朝:見る場所を固定する
- 🔸うちは何本いるのか、数えてみる
- 🔸👤 それでも出てくる疑問に、先に答えておく
- 「特別警報が出ていないなら、大丈夫でしょ」
- 「AIに聞けば、避難すべきか教えてくれるんじゃないの」
- 「前日じゃ、もう遅いでしょ」
- 「毎年、同じことを検索している気がする」
- 🔸まとめ:さっきの4つを、順番のまま
- 毎年ゼロから調べ直していないか(PR)
- ※追記について
- 次に読むなら
※PRを含みます。広告は台風の話と切り離して、記事の末尾に1つだけ置いてあります。
【接近のおそれ】週末に来ると分かった夜、何から動くか
金曜の夜、天気予報がこう言った。
「週末、台風が接近するおそれがあります」。
画面には、白い破線の予報円が映っている。
うちは戸建ての1階。子どもは小1。
夫婦とも動けるのは、土曜の1日だけだよ。
(で、その1日で、何をどの順にやればいいんだろう)
僕も最初は、スマホで「台風 備え」と検索した。
出てくるのは、どれも間違っていないリストなんだよね。
でも、うちの階数も、うちの土地の高さも、そこには書いていない。
👤「一般論はもういいから、うちは何をすればいいの?」
そう思うよね。そこをAIに引き受けてもらう話をするよ。
先に一つだけ。避難するかどうかを決めるのは、この記事でもAIでもありません。
そこは気象庁の警報と、あなたが住む市区町村が出す避難情報の役目だよ。
なお、この記事が扱うのは「接近が分かってからの48時間」だけ。
ふだんの備蓄や防災リュックそのものの点検は、防災リュックの中身を確かめる記事にまとめてあるよ。
まだ何もそろえていない人は、そっちを先に読んだほうが早いと思う。
🔸気象庁と内閣府が出している数字
台風の記事は、書き手の感覚で数字がふくらみやすいところなんだ。
だから並べるのは、公的な資料に載っている分だけにするね。
- 暴風域は、風速25m/s以上の暴風が吹く(か、吹く可能性のある)範囲。予報図の赤い円だよ。
- 強風域は、風速15m/s以上のほうで、黄色い円。どちらも10分間平均の風速だね。
- 白い破線の予報円は、台風の中心が到達すると予想される範囲を示している。
- 警戒レベルは5段階。レベル3が高齢者等避難、レベル4が避難指示だよ。
- 飲料水の目安は、1人1日3リットル。最低3日、できれば1週間分。
- 携帯トイレは「5から6回×人数×7日分」が政府広報の示す目安。
- 非常用持ち出し袋の重さの想定は、成年男性で約15kg、成年女性で約10kg、こども・高齢者で約6kg。
風の数字と予報円は、気象庁の台風情報の種類と表現方法から。
水とトイレと持ち出し袋は、内閣府大臣官房政府広報室の防災特集。
警戒レベルは、内閣府の避難情報に関するガイドラインだよ。
このガイドラインは令和8年3月に改定されていて、防災気象情報の名称も令和8年5月下旬から新しい体系になっている。
古い記事の用語のまま覚えていると、ニュースの言葉と合わなくなるところだよ。
🔸👤 台風のたびに聞く、正直な声
👤「毎年やってるけど、毎年ゼロから調べ直してる気がする」
これ、僕もそう。去年の自分のメモが、どこにも残っていないんだよね。
👤「うちは川からも山からも遠いし、たぶん大丈夫でしょ」
その感覚は分かる。ただ、そこを”たぶん”のまま置かないほうがいいよ。調べ方は後で書くね。
👤「前日から動いても、もう間に合わないんじゃないの」
買い足すには遅い。でも、確かめて動かすには遅くない。ここが今日の話の中心だよ。
先に、この48時間の進み方を出しておくね。
- ① AIを閉じる時間を、いちばん最初に決める。
- ② 「わが家の条件」を渡して、段取りを自分の家用にする。
- ③ 前日の昼/前日の夜/当日の朝の3ブロックを回す。
- ④ 水とトイレの数を、うちの人数で計算する。
①だけは、順番を動かせないところなんだ。
じゃあ、その①から見ていくね。
🔸接近が始まったら、AIは閉じる
この記事でいちばん書きたかったのは、ここだよ。
台風が近づき始めたら、AIは閉じてください。開くのは気象庁・自治体・キキクルです。
理由の一つは単純で、AIは今この瞬間の空を見ていないから。
雨雲の位置も、川の水位も、あなたの町の避難情報も持っていない。
そしてもう一つ、こっちのほうが大事な理由がある。
避難するかどうかの判断は、AIに預けていいものじゃないんだ。
内閣府のガイドラインでは、警戒レベルの表にこの一文が置かれている。
警戒レベル4までに必ず避難!
(避難情報に関するガイドラインの改定(令和8年3月)・内閣府)
つまりこういうこと。
レベル5になる前に動き終えている、という設計になっているんだよね。
そして気象庁は、こうも書いている。
多くの場合、防災気象情報は自治体が発令する避難指示等よりも先に発表されます
出典は気象庁の防災気象情報と警戒レベルとの対応についてだよ。
自治体の発令を待たず、キキクルや河川の水位情報を見て自分で判断する。
それが、公式に示されている考え方なんだ。
だからこそ、その判断材料を記事やAIで置き換えてはいけない。
接近後に開く場所を、いま3つブックマークしておく
- 気象庁のキキクル(危険度分布)。
- 気象庁の特別警報について。
- 自分が住む市区町村の防災ページ。
3つ目は「◯◯市 避難情報」で検索すると出てくるよ。
特別警報については、気象庁がこう釘を刺している。
特別警報が発表されないからといって安心することは禁物です
出ていない、が安心の材料にはならないという意味だね。
ここまでが線引き。ここから先が、前日にAIとやれることだよ。
🔸「わが家の条件」を渡すと、リストが段取りに変わる
検索で出てくるリストが役に立たない、という話じゃないんだ。
足りていないのは、うちの事情のほうなんだよね。
AIに渡す条件は、4つでいい。
- 家族構成。人数と年齢層だけで、名前は書かない。
- 住まいの形と階数。戸建ての1階、集合住宅の5階、など。
- ハザードマップで、自分の家がどう塗られているか。
- 車があるかどうか。
3つ目は、国土交通省と国土地理院のハザードマップポータルサイトで確認できるよ。
「重ねるハザードマップ」に住所を入れると、洪水や土砂災害の想定が地図に重なって出る。
浸水の想定で色がついていたら、それがあなたの条件の一つ。
ついていなくても「大丈夫」ではなく「この想定では塗られていない」と読むのが正確だね。
そのままコピーできる頼み方
台風が接近する前日から当日の朝までの段取りを、一覧にしてください。
【わが家の条件】
・家族構成:〔 〕人(大人〔 〕人/子ども〔 〕歳/高齢者〔 〕歳)
・住まい:〔戸建て/集合住宅〕の〔 〕階
・ハザードマップ:自宅は〔洪水の想定あり/土砂災害の想定あり/色はついていない〕
・車:〔あり/なし〕
・住んでいる場所:〔◯◯県◯◯市〕(市区町村まで)
出してほしいのは3つです。
① 前日の昼にやること
② 前日の夜にやること
③ 当日の朝にやること
守ってほしい条件です。
・番地、建物名、氏名、勤務先、学校名は渡しません。前提にしないでください。
・避難するかどうか、いつ避難するかは判断しないでください。その判断は気象庁と自治体の情報で行います。
・気象の予測や進路の見立ては書かないでください。
・各項目に「なぜそれをやるのか」を一行だけ添えてください。
〔 〕を自分の家の数字で埋めるだけだよ。
住所を市区町村までにしているのには、理由がある。
番地まで渡さなくても、返ってくる段取りの中身は変わらないんだ。
生成AIに個人情報を入れるときの注意は、個人情報保護委員会がチラシで出しているよ。
頼み方そのものが不安なら、非IT職向けのプロンプト入門から入るのもありだね。
そして、条件の中の一行。
「避難の判断はしないでください」は、必ず自分で書き足しておく。
これを入れておかないと、AIは親切のつもりで避難のすすめを付け足してくることがある。
僕が試したときも、頼んでいないのに「早めの避難を」と書き添えてきた。笑
親切ではあるけれど、その一行は気象庁と自治体の情報より先に読まれてしまう。
だから、先に断っておくほうが安全だよ。

出てきたものが、どう変わるか
条件を渡す前は、こんな粒度で返ってくる。
飛ばされやすいものを片付ける/食料と水を備蓄する/ハザードマップを確認する
正しい。でも、うちの土曜日の予定表にはならないよね。
条件を渡すと、こう変わる。
前日昼:1階の掃き出し窓の外にある鉢と物干し竿を屋内へ(風で飛ぶと窓が割れるため)/車は満タンにして、駐車位置を敷地の高いほうへ/小1の子には軽いサンダルと遊具の回収を任せる
同じAIに、同じことを聞いている。
違うのは、条件を渡したかどうかだけなんだよね。
条件の4行を書き出すだけなら、5分もかからないよ😊
🔸台風前日の昼・夜、当日の朝で段取りを割る
AIが出した段取りを、そのまま時間の箱に入れていくね。
3つに割るのは、外でやることと中でやることが分かれるからだよ。
前日の昼:外にあるものを、中へ
明るいうちにしかできない仕事だね。
- ベランダと庭のものを屋内へ。鉢、物干し竿、サンダル、子どもの遊具。
- 側溝と雨どいの落ち葉を取る。詰まっていると水があふれるから。
- 窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る(政府広報の備えの項目にも入っているよ)。
- 車があるなら給油。そして、置き場所を考え直す。
- 食料と水の買い足しは、この時間帯で終わらせる。
暗くなってからの屋外作業は、それ自体が危ないからね。
風が出てきたら、外のことはあきらめる。それも段取りのうちだよ。
前日の夜:止まったときの用意をする
停電と断水を想定した準備だね。
政府広報オンラインには、こう書かれている。
平時からガス・電気・水道が止まっている場合の代替として、備蓄水、蓄電・発電機、カセットコンロ等を準備して
つまり、道具は本来ふだんからそろえておくもの。
だから前日の夜にやるのは「買う」ではなく「出しておく」だよ。
- 懐中電灯とモバイルバッテリーを、家族それぞれの手の届く場所へ。
- スマホとバッテリーを満充電にしておく。
- 浴槽に水をためる。トイレを流す用で、飲む用ではないよ。
- 冷蔵庫の保冷剤を凍らせておく。
- 家族の集合場所と連絡手段を、声に出して確認する。
最後の一つが、いちばん飛ばされやすいところ。
離れて暮らす親がいるなら、連絡の取り方は見守りの仕組みの記事にまとめてあるよ。
当日の朝:見る場所を固定する
ここから先は、AIの出番じゃない。
- 気象庁の警報・注意報を見る。
- キキクルで、自分の町の色を見る。
- 市区町村の避難情報を見る。
- 玄関に、持ち出し袋と履き慣れた靴を出しておく。
見る場所を朝のうちに決めておくと、昼にあわてなくて済むんだ。
そして停電が長引くと、次に効いてくるのが暑さだよ。
夏の停電中の体調の話は、家族の熱中症ルールの記事のほうが具体的だね。

🔸うちは何本いるのか、数えてみる
「1人1日3リットル」は、内閣府と政府広報の両方に出てくる目安だよ。
うちの場合で計算してみるね。
大人2人と子ども1人の、3人家族としておく。
3リットル × 3人 = 1日9リットル。
3日分だと、27リットル。
2リットルのペットボトルなら13.5本。6本入りの箱で、2箱ちょっとだね。
1週間分にすると63リットル、約32本になる。
「3日分」と言われてもピンとこないけど、「箱で2つ」なら玄関に置ける。
トイレのほうも数えておくね。
政府広報が示す目安は「5から6回×人数×7日分」。
3人家族なら、5回×3人×7日で105回分。
ここまで来ると、前日に買い足せる量じゃないと分かると思う。
だから前日にやるのは「足りない分を数えて、書き留めておく」まで。
そろえるのは、台風が過ぎたあとの仕事だよ。
内閣府も、備蓄は最低3日、できれば1週間という置き方をしている。
平時の備蓄そのものを立て直す手順は、さっきの防災リュックを開ける記事のほうだね。
🔸👤 それでも出てくる疑問に、先に答えておく
「特別警報が出ていないなら、大丈夫でしょ」
これは、いちばん危ない読み替えかもしれない。
気象庁のページには、はっきり書いてある。
警報の発表基準をはるかに超える大雨や、大津波等が予想され、重大な災害の起こるおそれが著しく高まっている場合に発表し
特別警報は、そういう段階のものなんだ。
出ていないから安全、という意味にはならないよね。
見るのは特別警報の有無じゃなくて、自分の町の警報とキキクルの色のほうだよ。
「AIに聞けば、避難すべきか教えてくれるんじゃないの」
教えてくれない、というより、教えさせてはいけないんだ。
AIは、今あなたの町に降っている雨を見ていない。
自治体が避難情報を出しているかどうかも知らない。
AIに頼むのは、前日までの段取りまで。
当日の判断は、気象庁と自治体の情報を自分の目で見て決める。
この線を引いておくと、AIはむしろ使いやすくなるよ。
「前日じゃ、もう遅いでしょ」
買いそろえるには遅い。そこは正直に書いておくね。
でも、外のものを片付ける、給油する、充電する、集合場所を決める。
どれも、当日の朝には手遅れになりやすい作業だよね。
「毎年、同じことを検索している気がする」
それも、僕がそうだった。
だから今回は、AIが出した段取りをそのまま残しておいてほしい。
来年の台風のとき、条件のところだけ書き換えれば、また使えるからね。
もし被害が出てしまったあとの支援制度については、給付金や補助金の調べ方の記事が入口になるよ。
🔸まとめ:さっきの4つを、順番のまま
最初に出した4つを、そのまま並べ直すね。
- AIを閉じる時間を最初に決める。接近後に開くのは、気象庁・自治体・キキクルの3つ。
- 「わが家の条件」は4つだけ渡す。家族構成、階数、ハザードマップの塗られ方、車の有無。住所は市区町村まで。
- 段取りは3ブロック。前日の昼は外のもの、前日の夜は停電と断水、当日の朝は見る場所。
- 水は1人1日3リットル。3人家族の3日分で27リットル、2リットル換算で13.5本になる。
今日1つだけやるなら、2の途中でいいと思う。
ハザードマップで、自分の家がどう塗られているかを見る。
それだけで、明日以降のニュースの聞こえ方が変わるよ。
台風は、来ると分かってから来てくれる。
その「分かってから」の時間を、検索ではなく段取りに使えたら十分だと思う。
玄関の懐中電灯の場所だけ、今日のうちに確かめておいてね😊
毎年ゼロから調べ直していないか(PR)
一度できた段取りは、条件を変えれば翌年も動く。
台風のたびにゼロから検索し直す時間が、まるごといらなくなるんだよね。
この「作り置き」の発想、仕事の書類でもそのまま効くんだ。
毎回イチから書いている依頼書、報告書、社内の案内文。
一度AIと型を作っておけば、次からは中身を差し替えるだけになる。
型の作り方そのものを手を動かして覚えたいなら、動画の講座が向いていると思う。
→ Udemyでひな形づくりに効く講座を当たってみる(PR)
型が1枚できると、欲が出てくるんだよね。
次は毎週の書きものにも広げたくなる段階が来る。
そこまで進むなら、体系立てて教わる場所として選べるのがDMM 生成AI CAMPだね。
→ DMM 生成AI CAMPが扱う範囲を、公式ページでたどってみる(PR)
2つとも広告だよ。
金額をここに書かないのは、僕が見た日の数字がすぐ古くなるからなんだ。
気になったほうを1つだけ開いて、そこに書いてある条件を見てほしい。
※追記について
この記事は、特定の台風について書いたものじゃないよ。
台風の番号も、進路も、あえて入れていない。
そのかわり、大きな台風が近づいた日に読み返せる形にしてある。
警戒レベルの表記や公的な備えの目安が変わったときは、この記事を更新するね。
(本文の内容は2026年8月4日時点だよ。)
警報や避難情報の運用は変わることがあるから、最新は本文中の気象庁・内閣府のページで確認してね。
次に読むなら
- 防災リュックの中身、最後に見たのはいつ?。ふだんの備えを立て直すならこっち。
- 熱中症警戒アラートが出た日の家族ルール。停電が長引いたときの暑さ対策。
- プロンプトの書き方入門【非IT職向け】。頼み方そのものを覚えたいとき。
コメントを残す