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鍼灸院・カイロプラクターの「初診カウンセリング→施術プラン記録」AIエージェントの作り方【医療系2026】

火曜午前9時20分、住宅街の角に構える6坪の鍼灸院。30分前に最初の予約を入れた女性は40代後半、主訴は「半年続く左肩から首にかけての重だるさ」。問診票には「整形外科で頸椎症と言われた」「鎮痛剤は飲みたくない」「肩甲骨の下が痛む」「夜中に右手が痺れて目が覚めることがある」とびっしり書かれている。

カウンセリングを始めて15分。あなたはペンを止めずに聴き取りを続けるが、頭の片隅で「経絡の流れ、生活習慣、ストレス要因、過去の治療歴、希望する通院頻度…全部聞けているだろうか」という不安が消えない。個人開業の鍼灸師・カイロプラクターは、施術者であると同時に問診担当・記録係・受付・経営者を1人で兼ねる。聴き漏らしがあれば次回の施術計画が空回りし、再来率に直結する。

この記事は、そんなあなたのための実装ガイドです。鍼灸(経絡・経穴の視点)とカイロプラクティック(脊椎・骨格のアライメント視点)の両方に対応した「初診カウンセリング項目自動生成AIエージェント」と「施術プラン記録AIエージェント(SOAP形式)」のプロンプト2本を、コピペで使える形で完全公開します。

重要な前提: 本記事で紹介するのは「事務作業の補助」を目的としたAI活用法であり、医療行為・診断・治療効果の提示ではありません。鍼灸師は「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」(あはき法)に基づく国家資格、カイロプラクティックは日本では国家資格制度がなく医療類似行為扱いです。本記事は両者の法的位置づけを区別したうえで、共通する「カウンセリング記録の効率化」に焦点を当てます。


既存3記事との担当領域の違い(先に整理)

当ブログには近接テーマの記事が3本あります。本記事は 「鍼灸院・カイロプラクター(接骨院とは別業種)の初診カウンセリング+施術プラン記録」 に特化しており、担当領域が異なります。

記事 主な担当領域 法的位置づけ
既存「鍼灸院・整骨院の問診票自動化・施術記録・次回予約案内」 再来患者の予約管理+施術記録短文化 鍼灸師(国家資格)・柔道整復師(国家資格)
既存「接骨院・整体院の初診カウンセリング→施術プラン提案書」 接骨院(柔道整復師)の保険適用判定+提案書 柔道整復師(国家資格・保険適用施術あり)
既存「訪問介護の生活援助・身体介護サービス記録」 訪問介護員の介護記録 介護福祉士・介護員(厚労省管轄)
本記事 鍼灸院・カイロプラクター(保険適用なし+自費施術)の初診カウンセリング深掘り+SOAP形式施術プラン記録 鍼灸師(国家資格・自費施術中心)/カイロプラクター(無資格・医療類似行為)

接骨院(柔道整復師)と鍼灸院(はり師・きゅう師)はあはき法・柔整法という別の法律で規制されており、保険適用範囲も施術理論も異なります。本記事は「自費施術中心・経絡経穴 or 脊椎アライメント理論・1施術60〜90分の深いカウンセリング」という鍼灸院・カイロ系特有の業務に絞った設計図です。


鍼灸・カイロプラクター業界の現状(公的データ)

鍼灸師数と施術所数

厚生労働省「衛生行政報告例」によれば、はり師の就業者数は近年も増加傾向にあり、令和年代に入っても全国で12万人超で推移しています(厚労省・衛生行政報告例の各年版を参照)。鍼灸施術所(はり、きゅうを行う施術所)は全国で7万件以上、その多くが「院長1人+スタッフ0〜2名」の個人開業です。

カイロプラクティックの位置づけ

厚生労働省は1991年6月28日付の通達「医業類似行為に対する取扱いについて」(医事第58号)等を通じ、カイロプラクティックを含む医業類似行為について 「禁忌対象疾患・適応症の認識・誇大広告」 等への注意喚起を行ってきました。日本ではカイロプラクターの国家資格制度はなく、米国式DC(Doctor of Chiropractic)取得者を含めて法律上は「無資格者」として扱われます(あくまで法的整理であり、技術水準を問うものではありません)。このため、カイロプラクター・整体師は「治療」「治す」という表現に細心の注意が必要です。

共通の経営課題

鍼灸院もカイロプラクティック院も、「1施術60〜90分・自費施術中心・リピート経済」という構造を共有しています。1施術が長く深いため、新規患者の初診時にどれだけ生活背景・症状経過・希望を引き出せるかが、その後の継続率を大きく左右します。一方で、これを記録に残し次回以降の施術プランに活かす作業は、施術後の疲れた頭で行うことが多く、事務作業の質が安定しないという共通課題があります。

公益社団法人日本鍼灸師会も「鍼灸臨床における問診の重要性」を学術活動の中で繰り返し示唆しており、初診時のカウンセリング設計は職能団体レベルでも継続テーマです。


「初診カウンセリング項目自動生成AIエージェント」設計図

ここから本題です。1本目のAIエージェントは、新規患者の予約情報(性別・年代・主訴メモ・希望通院頻度など)から、その患者専用にカスタマイズされた初診カウンセリングシートを自動生成する補助ツールとして設計します。

このエージェントが解決する課題

  • 主訴が「腰痛」でも、患者ごとに聴くべき項目は変わる(例:デスクワーク中心 vs 立ち仕事、急性外傷 vs 慢性、女性ホルモン関連の可能性 vs 高齢者の変形性疾患既往)
  • 経絡・経穴の選穴を考えるための「東洋医学的問診(八綱弁証・気血津液の状態など)」と「西洋医学的問診(既往歴・服薬・画像診断結果)」を両方カバーする必要がある
  • カイロプラクター・整体師の場合は「脊椎アライメント・姿勢・可動域・神経学的所見の確認ポイント」が重要

入力→処理→出力フロー

入力(予約情報+事前問診メモ・テキスト)
  ↓
AIエージェント
  - 主訴を東洋医学/カイロ理論の両軸から解釈
  - 患者属性(年齢・性別・職業・生活)から必須質問を選定
  - 禁忌・要確認事項(妊娠・抗凝固薬・心臓ペースメーカー等)を先出し
  ↓
出力
  - 初診カウンセリングシート(聴取順序つき)
  - 「絶対に聞き漏らしてはいけない3項目」のハイライト
  - 患者にわかりやすい言葉での質問例文

想像される効果(提案・想像表現)

このエージェントを導入すれば、初診カウンセリング前の3分間で患者専用の聴取シートが手元に届く運用が考えられます。「あれ、聞き忘れた」を減らし、2回目以降の施術プランの精度を上げることが期待できます。ただし実際の臨床効果は患者個別の状態に依存し、個別治療効果を保証するものではないことを明記しておきます。


「施術プラン記録AIエージェント(SOAP形式)」設計図

2本目のAIエージェントは、施術後にあなたが話したり書いたりした断片的なメモを、SOAP形式(Subjective・Objective・Assessment・Plan)の構造化された施術プラン記録に整形するツールです。

SOAP形式とは

SOAP形式は医療・介護・リハビリ職で広く使われている記録書式です。本記事ではあくまで「自費施術における自院の業務記録フォーマット」として用い、医学的診断・治療記録としてではなく、業務効率化の枠組みで使用することを前提とします。

項目 内容 鍼灸/カイロでの記録例
S(Subjective・主観情報) 患者の訴え 「右肩が前回より軽い、動かしやすい」
O(Objective・客観情報) 施術者の観察 「右僧帽筋上部の緊張やや残存、可動域90度→110度」
A(Assessment・評価) 状態の解釈 「気滞型肩こりの改善傾向/後頭下筋群の慢性緊張は継続」
P(Plan・計画) 次回方針 「次回:肩井・天宗中心+頸椎の調整、2週後予定」

入力→処理→出力フロー

入力(施術直後の音声メモ書き起こし or 走り書き)
  例:「Aさん肩こり継続、右肩可動域少し改善、お灸足三里
      気を補う方向で次回継続、2週後」
  ↓
AIエージェント
  - 断片メモから S/O/A/P の4分類に振り分け
  - 鍼灸用語/カイロ用語を文脈で適切に整理
  - 抜け落ち項目(例:施術後の患者の表情・反応)を質問形式で提示
  ↓
出力
  - 整形済みSOAP記録
  - 次回までの「自宅セルフケア候補」案(あくまで案・施術者の判断で採否)
  - リスク注意項目(禁忌・要観察ポイント)

想像される効果(提案・想像表現)

夜の事務作業時間が短縮されるだけでなく、「過去の施術記録を施術中にざっと振り返れる構造化データ」が蓄積されることが期待できます。なお、AIが生成するSOAP記録はあくまでドラフトであり、最終判断・修正・確定は必ず施術者本人が行うことが前提です。


プロンプト1: 初診カウンセリング項目自動生成エージェント

以下をChatGPT等のAIチャットツールにそのまま貼り付けて使用できます。患者情報の入力前に必ず個人を特定できる情報(氏名・住所・電話番号・保険証番号等)を削除またはイニシャル化してから使用してください(後述の個人情報セクション参照)。

あなたは「鍼灸院・カイロプラクティック院の初診カウンセリング設計補助AI」です。
医療診断を行うAIではなく、施術者が行う初診カウンセリングの「聴き漏らし防止」と
「個別最適化された聴取シート作成」を補助するツールとして動作してください。

【入力情報】
- 施術種別: [鍼灸 / カイロプラクティック / 整体 / 統合]
- 患者属性: [年代・性別・職業]
- 主訴: [自由記述]
- 事前問診メモ(あれば): [自由記述]
- 希望通院頻度・予算感(あれば): [自由記述]

【出力フォーマット】

## 1. 必須先行確認(禁忌・要注意項目)
- 妊娠の可能性、抗凝固薬の服用、ペースメーカー、皮膚疾患、感染症、
  発熱、急性外傷、悪性腫瘍既往、未診断の強い痛みなどに関する確認項目を
  この患者属性・主訴に合わせて3〜5項目で提示してください。

## 2. 西洋医学的問診(10項目以内)
- 既往歴・現病歴・服薬・画像診断結果・他院受診歴など
- 主訴に紐づく具体的な質問例文を「患者が答えやすい言葉」で提示

## 3. 東洋医学的問診 or 構造評価項目
- 鍼灸選択時: 望診・聞診・問診・切診の枠で、八綱(陰陽・虚実・寒熱・表裏)
  および気血津液の状態を把握するための質問8項目
- カイロ/整体選択時: 姿勢評価・可動域・神経学的所見の聴取候補8項目
- 「統合」選択時: 両方からバランス良く8項目ずつ

## 4. 生活背景・心理社会的要因
- 仕事内容、運動習慣、睡眠、食事、ストレス源、家族構成、
  過去の鍼灸/カイロ/整体経験、本人の希望ゴール

## 5. 通院計画に必要な情報
- 通院可能曜日時間帯、予算感、移動手段、希望ペース

## 6. 絶対に聞き漏らしてはいけない3項目(この患者特有)
- 主訴と属性から、特に重要な質問を3つだけ厳選

## 7. カウンセリング順序の推奨
- 患者がリラックスして話せるよう、雑談→主訴→既往→生活→
  施術同意の流れで、所要15〜25分の進行ガイドを記載

【禁止事項】
- 病名の診断・断定をしないこと
- 「治る」「必ず改善する」等の効果保証表現を含めないこと
- 医師の診療を不要とする表現を絶対に含めないこと
- カイロプラクティックを「医療」と表現しないこと
- 医療類似行為について、適応外疾患(重篤な内科疾患、悪性腫瘍、
  骨折急性期、感染症など)への施術を推奨しないこと

【最後に】
出力末尾に「※本シートは施術者の聴取補助用であり、医学的診断ではありません。
医師の診察が必要と思われる症状がある場合は、必ず医療機関への受診を促してください。」
の注記を必ず付けてください。

このプロンプトは約1100字あります。[ ] 内を埋めて送信するだけで、患者ごとに最適化された初診カウンセリングシートが生成される設計です。


プロンプト2: 施術プラン記録AIエージェント(SOAP形式)

あなたは「鍼灸院・カイロプラクティック院の施術記録整形補助AI」です。
施術者が施術直後に走り書きした断片メモを、SOAP形式の業務記録ドラフトに
整形してください。最終確定は施術者本人が行います。

【入力情報】
- 患者識別子: [イニシャル+通し番号など、個人特定情報は使わない]
- 来院回数: [初診 / 第〇回]
- 施術種別: [鍼灸 / カイロプラクティック / 整体 / 統合]
- 施術直後の走り書きメモ: [自由記述]
- 前回SOAP(あれば): [自由記述]

【出力フォーマット】

## SOAP記録ドラフト

### S(Subjective)患者からの訴え
- 来院時の主観症状、前回比較の変化、新たに気になる症状を箇条書き
- 患者の言葉をそのまま活かす形で記述

### O(Objective)施術者の客観所見
- 視診・触診・可動域・姿勢・脈状(鍼灸時)・アライメント(カイロ時)など
- 数値化できる項目(可動域°、VASスコア等)はそのまま残す

### A(Assessment)状態評価
- 鍼灸時: 弁証パターン(例:気滞血瘀、肝鬱、脾虚など)の解釈案
- カイロ/整体時: 構造的アンバランスや筋緊張の状態解釈案
- 「これは施術者の判断補助のためのAI解釈案です」と明記

### P(Plan)次回プラン
- 次回までの間隔(例:1週後/2週後/月1メンテナンス移行)
- 重点施術部位・手技候補(あくまで候補・確定は施術者)
- 患者へのセルフケア提案候補(ストレッチ・温罨法・睡眠・食事など、
  施術者が指導する範囲内のもののみ)

## 抜け落ちチェック
施術者に確認したい不足情報を3項目以内で質問形式で提示。
(例:「今日の施術後の患者さんの表情・反応は記録されていますか?」)

## 注意・要観察ポイント
- 禁忌に該当する可能性のある所見
- 医療機関への受診を促すべきサインがあれば明記
- なければ「特記事項なし(施術者判断で最終確認)」と記載

【禁止事項】
- 病名診断、確定的な医学的判断をしないこと
- 「治る」「効果がある」等の効果保証表現を含めないこと
- カイロプラクティック・整体について「治療」「医療」と表記しないこと
  (代わりに「施術」「ケア」「アプローチ」を使用)
- 適応外と思われる症状(重篤内科疾患・悪性腫瘍疑い等)の場合は、
  Pセクションで医療機関受診を必ず推奨すること
- 個人を特定できる情報(氏名・住所・電話・保険番号等)が
  入力に含まれていた場合は警告を出し、削除を依頼すること

【出力末尾】
「本ドラフトはAIによる業務記録補助であり、医学的診断ではありません。
最終確定は施術者本人の判断で行ってください。」
の注記を必ず付けてください。

このプロンプトも約1000字あります。施術直後の3分間メモが、確認・修正可能なSOAPドラフトに変わる設計です。

こうしたプロンプトの設計力を体系的に学びたい方には、AI学習プラットフォームの活用が考えられます。Udemyにはプロンプト設計・業務自動化系の講座が多数あり、自分のペースで学べます。

→ Udemyでプロンプト設計講座を探す


あはき法・医療類似行為への配慮

あはき法の基本

「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」(あはき法)は、はり師・きゅう師の資格・業務範囲を定める法律です。AIエージェントを業務に組み込む際、特に注意すべき点は以下です。

注意事項 具体的な留意点
広告制限 あはき法第7条で広告できる事項が制限されており、効能効果や具体的疾患名の広告は原則不可。AI生成テキストをそのままウェブサイトに転載しないこと
業務範囲 施術所内での施術記録補助は問題ないが、AI出力を患者向け配布物に使う場合は広告制限の対象になる可能性あり
医師法との関係 診断行為は医師の独占業務。AIエージェントの出力に「診断」「治療」を含めない

カイロプラクティックの位置づけ

前述の1991年通達等を踏まえ、カイロプラクター・整体師が業務に用いる場合は次が特に重要です。

  • 「医療」「治療」「治す」表現を業務記録・患者説明で使わない
  • 適応外疾患(重篤内科疾患・骨折急性期・悪性腫瘍・感染症など)に対する施術を推奨しない
  • 医師の診療を不要とする示唆を絶対に出さない
  • 「禁忌対象疾患の認識」「適応症の判断」を施術者自身が必ず最終判断する

個別治療効果の断定禁止(共通)

AIエージェントがどれほど精緻なプランを出しても、「この施術で必ず治る」「〇回で改善する」といった断定表現を出力させないようプロンプト設計で禁止する必要があります(上記プロンプトの「禁止事項」セクション参照)。


よくある失敗と対策

失敗1: 患者の個人情報をそのままAIに入力してしまう

リスク: 商用AIチャットツールの多くは入力データを学習に利用する可能性があります(オプトアウトしていない場合)。患者の氏名・住所・電話番号・保険証番号・具体的な病歴を含むテキストをそのまま送信することは、個人情報保護法・要配慮個人情報の取扱いの観点で重大なリスクです。

対策:
– 個人特定情報は必ずイニシャル化・通し番号化してから入力
– 法人契約版・ビジネス版で「データを学習に使わない」設定を確認
– 院内ローカル運用可能なAI環境(オンプレ・閉域版)を将来的に検討
– 患者への利用説明・同意(プライバシーポリシー記載)を整備

失敗2: AI出力を施術者がそのまま採用してしまう

リスク: AIの出力は確率的生成であり、文脈を完全に理解しているわけではありません。SOAP記録のA(評価)部分やP(計画)部分をそのまま採用すると、施術者の判断責任が曖昧になる恐れがあります。

対策:
– AI出力は必ず「ドラフト」として扱い、施術者が一行ずつ確認・修正してから確定する
– 「修正履歴」を残す運用(紙ベースなら手書き修正で十分)
– 施術者の判断責任が記録上明確になるようサイン・タイムスタンプを残す

失敗3: 患者から「これは医療行為ですか?」と質問されたとき

リスク: 鍼灸は法定資格に基づく医療類似行為であり、カイロプラクティックは日本では無資格・医療類似行為扱いです。「医療行為と勘違いされる説明」は法令上のリスクが大きい領域です。

対策:
– 院内掲示・説明用紙で「自費施術であり医療行為ではない」ことを明示
– AI出力を患者向けに使う際は「業務記録ドラフト」「施術プラン案」のように、医療的判断ではないことが伝わる言葉を選ぶ
– 重篤な症状や未診断の症状は必ず医療機関受診を促す

失敗4: AI依存で施術者自身のスキルが落ちる

リスク: カウンセリング項目をAIに生成させ続けていると、施術者自身の「臨床推論力」が鈍る可能性があります。

対策:
– 月に数回は「AIなしで初診カウンセリングを行う日」を意図的に作る
– AI出力との「差分」を自分で見直す習慣を持つ(自分なら何を追加で聞くか)
– 学会・研修会・症例検討会への参加を継続する


学習リソース紹介

ここまで読んで「自分も導入してみたい」と感じた方向けに、無理なく始められる学習リソースを2つ紹介します。

1. Udemy: 自分のペースでプロンプト設計・AI業務活用を学ぶ

Udemyはオンライン講座のマーケットプレイスで、ChatGPT・AI業務活用・プロンプトエンジニアリングの講座が多数あります。1講座買い切り型で、自分のペースで学べるのが特徴です。鍼灸院・カイロ院のような個人事業主にとって、まとまった時間が取りにくい中でもスキマ時間で学習を進められる学習方法です。

  • 講座例(執筆時点で多数掲載・常時アップデート): 「ChatGPT 業務自動化」「プロンプト設計入門」「GPTsの作り方」など
  • 価格: セール時に1講座1,500〜3,000円台が多い(執筆時点・実際の価格はサイトで確認)

→ Udemyで「ChatGPT 業務効率化」を探す

2. DMM 生成AI CAMP: 体系的に学びたい方向け

「自己学習だけでは続かない」「カリキュラムに沿って体系的に学びたい」という方には、DMM 生成AI CAMPのような短期集中型のスクールも選択肢です。生成AIの基礎からビジネス活用まで、実務に直結するカリキュラムが組まれています。個人事業の鍼灸師・カイロプラクターでも、事業の効率化投資として位置づければ経費計上を含む検討対象になりえます(経費処理については税理士へ相談を推奨)。

  • 形式: オンライン受講中心、メンター付き
  • 想定対象: 生成AIの活用を仕事に取り入れたい個人・法人

→ DMM 生成AI CAMPの詳細を見る

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⚠️ 2026年5月時点の最新情報: DMM 生成AI CAMP は2026年3月にサブスク型「学び放題」へリニューアル。月14,800円(税込16,280円)。リスキリング補助金は対象外(サブスク化のため)。全8コース体制(生成AIデザイン新設)。詳細はDMM公式
⚠️ 2026年5月時点の最新情報: 主要LLMサービスは2026年に料金体系を改定しています。ChatGPT:Free/Go(月1,500円)/Plus/Pro再編・Pro半額化・無料/Go広告導入。Claude:Pro $20/Max $100/$200・6/15以降Agent SDK別枠化。Gemini:AI Plus 月1,200円/AI Pro 月2,900円/AI Ultra体系。最新プランは各社公式で必ずご確認ください。

まとめ:明日からの3ステップ

最後に、この記事を読んだあなたが明日から動ける具体的な3ステップを提示します。

  1. プロンプトをコピーして自分の業務環境に保存する:本記事のプロンプト1・2を、自分が使うAIチャットツールのお気に入り/カスタムGPT/ノート等に保存します。所要時間10分。
  2. 架空の患者ケースで一度試してみる:個人情報を含まない架空ケース(例:「40代女性・主訴肩こり・デスクワーク中心」)でプロンプト1を動かし、出力されたカウンセリングシートを眺めて自院の運用に合うか確認します。所要時間20分。
  3. 次に来る新規患者の前に、1度だけ実運用してみる:個人特定情報を必ずイニシャル化したうえで、1名の新患カウンセリングに使ってみます。AI出力を「ドラフト」として施術者が確認・修正する流れを体験すれば、自分の業務にどう馴染むかの感覚がつかめます。

重要な前提の再確認:

  • 本記事のAIエージェントは事務作業の補助を目的としており、医療診断・治療を行うものではありません
  • 鍼灸は国家資格に基づく医療類似行為、カイロプラクティック・整体は日本では無資格扱いです。両者ともAI出力を患者説明や広告に転用する場合は、あはき法・医療類似行為に関する法令・通達への配慮が必要です
  • 個別の治療効果は患者・症状によって異なり、AIも本記事も効果を保証するものではありません
  • 個人情報を含むテキストを商用AIに入力する際は、利用規約・データ取扱いを必ず確認してください

火曜午前の鍼灸院で、聴き漏らしの不安を抱えながらカウンセリングを続けるあなたの隣に、「事務作業の半分を肩代わりしてくれるパートナー」としてAIエージェントを置く。それが、本記事が想像し提案する個人開業者の新しい働き方です。

明日のカウンセリングが、少しでも軽くなりますように。


次の一歩: スキマ時間でAI活用を学びたい方はUdemyのプロンプト設計講座から、体系的に短期集中で学びたい方はDMM 生成AI CAMPから始めてみてください。

AI

jitsumuai / jitsumuai.com 運営者

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