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工程が変わるたびに手順書を書き直す時間がない。
文章を書くのが苦手で、手順書の更新が後回しになっている。
担当者が違うと手順書の粒度がバラバラになる。
製造業の現場リーダーなら、どれか1つは心当たりがあるのではないでしょうか。
実は、ChatGPT(AI)を使えば、箇条書きのメモを貼り付けるだけで手順書のドラフトが数分で出来上がります。
完成品ではなく「8割の完成度のドラフト」を一瞬で作れるのがAIの強みです。
残り2割を自分で確認・修正するだけで、実用的な手順書が仕上がります。
この記事では、製造業の現場で使えるコピペOKのプロンプトテンプレート5選と、
今日から始められる手順を具体的に紹介します。
AIを使った文書作成全般の基礎については、AIで報告書・ビジネス文書を爆速作成【プロンプトテンプレート10選】 も参考にしてください。
作業手順書作成の3つの悩みをAIが解決する
悩み① 更新が追いつかない
工程変更・設備導入・ライン組み換えのたびに手順書を更新する必要があります。
しかし現場リーダーは本来業務と兼務しているため、文書作成に使える時間は限られています。
「後でやろう」と後回しにしていると、古い手順書が現場に残り続けてしまいます。
悩み② 文章を書くのが苦手
技術や技能は十分あっても、それを文章で説明するのは別のスキルです。
「何をどの順番で書けばいいかわからない」「形式が揃わない」という声は製造現場でよく聞きます。
悩み③ 担当者によって書き方がバラバラ
手順書の粒度・文体・フォーマットが担当者ごとに異なると、
新人教育の質や作業の標準化に影響します。
AIで解決できること
ChatGPTを使うと、以下が可能になります。
- 箇条書きのメモ → 整形された手順書(構成・見出し・番号付き)に変換
- 技術的な説明 → 新人でもわかる言葉に言い換え
- 粗い文章 → ビジネス文体に統一
- 手順書 → チェックリストに変換
ポイント: AIは「最初のドラフト」を作るのが得意です。
細かな数値・社内固有のルールは必ず人間が加筆・確認してください。
ChatGPTで作業手順書を作る基本ステップ
難しい操作は一切不要です。ChatGPTの画面に文字を入力するだけで使えます。
Step 1: 手順を箇条書きでメモする
まず、頭の中にある手順をざっくりと箇条書きで書き出します。
完璧な文章でなくてOK。思い浮かんだ順序でメモするだけで十分です。
例(溶接工程の場合):
- 材料確認
- 治具セット
- 温度設定 180度
- 溶接開始 右から左
- 冷却 2分待つ
- 外観チェック
- 合格なら次工程へ
Step 2: ChatGPTにプロンプトと一緒に貼り付ける
次のセクションに掲載するプロンプトテンプレートをコピーして、
メモをそのまま一緒に貼り付けます。
「送信」ボタンを押すだけで、ChatGPTが整形した手順書を返してくれます。
Step 3: 生成されたドラフトを確認・修正する
出力された手順書を読んで、以下の点を確認します。
- 手順の順序が正しいか
- 抜けている工程・数値がないか
- 社内のルールや安全基準と合っているか
AIが生成した文章はドラフトです。
正確性の最終確認は必ず人間が行ってください。
Step 4: WordまたはExcelに貼り付けて仕上げる
確認が終わったらWordまたはExcelの手順書テンプレートに貼り付けます。
フォント・表組みなど書式を整えれば完成です。
コピペOKプロンプトテンプレート5選
プロンプトとは、ChatGPTへの「指示文」のことです。
以下のテンプレートをコピーして、【 】の部分を自分の情報に書き換えてください。
プロンプトの書き方をもっと学びたい方は プロンプトの書き方入門【非IT職向け】 もご覧ください。
テンプレート① 作業手順書ドラフト生成
使用場面: 新しい工程の手順書をゼロから作るとき。
以下の作業メモをもとに、製造現場で使える作業手順書を作成してください。
【作業名】(例: 〇〇部品の組み付け作業)
【対象作業者】(例: 新人・ベテラン共通)
【作業メモ】
(ここに箇条書きのメモを貼り付ける)
# 出力フォーマット
- 作業名
- 目的
- 使用工具・材料
- 作業手順(番号付きステップ形式)
- 注意事項
- 作業後確認項目
テンプレート② 既存手順書のリライト・整形
使用場面: 古い手順書の文章が読みにくい・フォーマットが崩れているとき。
以下の手順書テキストを、読みやすく整形してください。
【整形の条件】
- 文体: ビジネス文語体(「〜する」「〜を確認する」形式)
- 各ステップを番号付きで整理する
- 一文は50字以内に収める
- 専門用語はそのまま使ってOK
【元テキスト】
(ここに既存の手順書テキストを貼り付ける)
テンプレート③ 新人向け教育テキストに変換
使用場面: 熟練者向けの手順書を新人教育テキストに変換するとき。
以下の作業手順書を、製造業に入社したばかりの新人スタッフ向けに
わかりやすく書き直してください。
【書き直しの条件】
- 専門用語には()内で簡単な説明を付ける
- 「なぜその手順が必要か」理由を1〜2文で加える
- 見落としやすい注意点を太字で強調する
【元の手順書】
(ここに手順書テキストを貼り付ける)
テンプレート④ チェックリスト生成
使用場面: 手順書からそのまま確認チェックリストを作りたいとき。
以下の作業手順書をもとに、作業確認チェックリストを作成してください。
【チェックリストの条件】
- 各チェック項目は「〜したか」という確認形式にする
- □(チェックボックス)形式で出力する
- 安全に関わる項目には「⚠️」を先頭に付ける
【元の手順書】
(ここに手順書テキストを貼り付ける)
テンプレート⑤ 設備点検手順書生成
使用場面: 設備の日常点検・定期点検手順書を作るとき。
以下の情報をもとに、製造設備の点検手順書を作成してください。
【設備名】(例: 〇〇プレス機)
【点検頻度】(例: 毎日始業前 / 週1回 / 月1回)
【主な点検項目のメモ】
(ここに点検箇所のメモを貼り付ける)
# 出力フォーマット
- 設備名・点検頻度
- 点検前の準備事項
- 点検手順(番号付きステップ形式)
- 異常発見時の対処方法
- 記録方法
製造業ならではの注意点
AIを製造現場で使う際、特に注意すべき点があります。
⚠️ 社内機密・製法をChatGPTに入力しない
ChatGPTに入力した情報は、AIのトレーニングデータになる可能性があります。
社内の機密情報・独自の製法・特許に関わる内容は絶対に入力しないでください。
安全に使うための原則: 「入力するのは手順の構造だけ。数値や材料名など機密情報は後から自分で加筆する」
⚠️ 安全手順はAI生成をそのまま使わない
KY(危険予知)活動・ロックアウト・タグアウトなど、
安全に関わる手順はAIが生成したドラフトをそのまま使用しないでください。
安全担当者や社内ルールとの照合を必ず行い、承認を得てから使用してください。
⚠️ ISO・法規制に関わる文書は最終確認が必須
ISO 9001・ISO 14001などの管理手順書や、
労働安全衛生法に関わる作業手順書は、AI生成はあくまで補助です。
規格・法規制への適合確認は、必ず資格を持つ担当者が行ってください。
AIは「ドラフト作成の補助ツール」です。最終的な承認・責任は人間が担います。
Word・Excelと組み合わせた実践フロー
ChatGPTとWordを組み合わせると、さらに効率が上がります。
フロー①: ChatGPT → Word貼り付け → Copilotで仕上げ
- ChatGPTでドラフトを生成
- Wordにコピーペースト
- Word上のCopilotに「表組みに変換して」「もっと簡潔にして」と追加指示
- 社内テンプレートに合わせて書式を整える
Microsoft 365環境の方はCopilotとWordの連携がスムーズです。
詳しくは Microsoft 365 Copilot 使い方ガイド をご覧ください。
フロー②: ChatGPT → Excelの手順書テンプレートに転記
Excelで管理している手順書がある場合も、ChatGPTのドラフトをもとに
セルごとに転記する形で作業量を大きく削減できます。
今日から始める3ステップ
全部一度に変える必要はありません。
今日から1つだけ試してみてください。
Step 1: 今日書きかけているメモを試しに貼ってみる
今、手元に「手順書にしなければいけないメモ」はありませんか?
まずそれをテンプレート①に貼り付けてみてください。
使えるドラフトが出てきたら、それがAI活用のスタートラインです。
Step 2: テンプレート①・②を2週間使い続ける
最初の2週間は新規作成とリライトの2パターンだけ試します。
「自分の現場でどう使えるか」を実感できてから、次のテンプレートに広げてください。
Step 3: チームに展開する
慣れてきたら、同じ現場のリーダー仲間にテンプレートを共有しましょう。
チーム全体で使えば、手順書の書き方の統一にもつながります。
(PR)ChatGPTは無料版(GPT-3.5)でも基本的な手順書生成は使えます。
より長文・複雑な文書を一発で生成したい場合は、ChatGPT Plus(月額約3,000円)の
GPT-4を使うと精度が高まります。
まとめ|製造現場の手順書作成にAIを取り入れよう
この記事では、ChatGPTを使った作業手順書・マニュアル作成の方法を紹介しました。
| 用途 | 使うテンプレート |
|---|---|
| 新規手順書の作成 | テンプレート① |
| 既存手順書のリライト | テンプレート② |
| 新人向け教育テキストに変換 | テンプレート③ |
| チェックリストに変換 | テンプレート④ |
| 設備点検手順書 | テンプレート⑤ |
AIは最初のドラフトを作る補助ツール。最終確認と承認は必ず人間が行ってください。
それを守った上で使えば、手順書作成の時間を大幅に短縮できると考えられます。
まず今日、1つだけ試してみてください。
次のステップ:
– 議事録もAIで自動化したい方は ChatGPTで議事録を自動化する方法【製造業向け】 をご覧ください。
– ChatGPT・Gemini・Copilotのどれを使うか迷っている方は 3ツール比較記事 もあわせてどうぞ。
本記事の情報は2026年4月時点のものです。ChatGPTの機能・仕様は変更される場合があります。最新情報はOpenAI公式サイトでご確認ください。
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